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2014年10月30日

『深淵の闘い』制作秘話〜なまけっと出展までの道のり編〜

マッコウクジラ対クラーケンフィギュア
『深淵の闘い』
Img_6575
鯨類ばかり作ってきた僕ですが、ふと、なにか雰囲気の違うものを作ろうと思い立ったのがキッカケ
最初シャチの群れがコククジラを狩るところを作ろうと思ったけど、せっかく違うものを作るのなら、今まで全く作ったことのない種類にしよう、そして大きくて、質感も異質で……
そんなことを考えているうち、マッコウクジラとダイオウイカの触腕が頭に思い浮んだのです
 
(一番最初に描いたラフイメージ) 
Sinen_ra  
この時点でマッコウは、暗闇のような黒い塊から飛びだしている感じ
ダイオウイカの触腕は雰囲気を演出するためのオマケ程度のつもりでした  
 
Makk  
巨大なマッコウを軽量化するためのスチロールを切り出す
同時に、針金を使ってダイオウイカの触手のイメージを練っていく 
 
Makk2_3     
イメージが出来上がり、スチロールをガリガリ削り、粘土を盛り盛り
 
Makk3
全体に粘土を盛りました、が
この時点だと、下顎がかなり長く、首もマッコウにしては曲がりすぎているので調整することに 
 
Img_3140  
マッコウを作りつつ、針金でダイオウイカの触腕をくねくね作っていたら、針金が本体のような形になったので、勢いで本体丸ごと作ることに 
 
Img_3158
一気に全体像が出来上がりました
ダイオウイカは迫力を出すために触腕を少し長くしたので、ここから呼び方をクラーケンに変えました
 
Img_3202 
黄色いパテで表面をつるつるに……イカっぽくな〜れ 
 
Img_3313  
クラーケンの本体は大方完成したので、吸盤を一つ一つ、接着剤でぺたぺたと
これに結構時間かかりました
普段の制作だと『型取り、複製』という過程を考慮に入れながら制作するので、この吸盤のような複雑な造型は出来ないのですが、『深淵の闘い』は好き勝手やってやる!という気持ちだったので、このような複製に不向きな作業が出来たのです
 
 
そして『なまけっと』直前
『深淵の闘い〜無着色バージョン〜』が完成!
Img_3682  
Img_3684  
Img_3685  
 
こうして『深淵の闘い』はなまけっと会場へ(なまけっとの記事はこちら
この時点で、自分の中では完成、あとはのんびり色を塗るだけ……
のつもりだったのですが!
『博物ふぇすてぃばる!』出展が決まり、『深淵の闘い』は完成版に向けて、改修をされることになります 
それはまた次回
『深淵の闘い』制作秘話〜なまけっと後の完成までの道のり編〜
へ 
 
 

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