ありがとう、さよなら、オスカー
鴨川シーワールドのシャチ、オスカーが12月20日に亡くなりました。
オスカーは雄のシャチで、十数年ほど前にはまだ背びれも小さく、雌と同じような外見でした。
もう一頭の雄シャチ、ビンゴは物心ついた頃から成獣だったのに対して、次第に雄の体に成長していくオスカーの姿は、かっこいいお兄ちゃんのようなイメージでした。
成長に伴って背びれは折れましたが、今でも僕の中では若いお兄ちゃん的なイメージが強く、ラビーとの間に第一子を設けたときは、へその緒が取れる前に大急ぎで会いにいきました。
ここ最近、鴨シーから名古屋港水族館へビンゴ、ステラ、ランの移動など心配な出来事が多かったのですが、今年ステラとラビーは無事出産し、一応は安心し始めていました。
あの赤ん坊だったラビーと若パパオスカーが鴨シーの顔となり、鴨シーシャチ一家の未来を楽しみにしていたのですが、突然の出来事に驚いています。
次鴨シーにいったとき、オーシャンスタジアムが寂しく感じてしまうんだろうな。。
シャチ飼育にはいろいろな意見があるけれど、僕は子供の頃、鴨シーで目の前でシャチの美しさを目の当たりにしたことによって多大な影響を受け、芸術作品やフィギュアを作るようになったから、水族館の存在意義は大きいと思っています。きっと多くの方が影響を受けたはず。
オスカーにもう会えないなんて、まだ実感湧かないんだけど、本当にありがとう。
そして、おやすみなさい。
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